救急医療現場では常に一刻一秒を争っています。YRPユビキタスネットワーキング研究所では、救急車にタブレット端末とIPカメラを設置し、 救急車と病院間でリアルタイムな位置情報と映像伝送を行う救急医療支援システムの開発を行っています。 このシステムによって、搬送先病院は救急車の現在位置、患者の容態を予め把握することで迅速な受け入れを行うことが可能になります。
多数傷病者発生時におけるトリアージは、現場での情報共有に加え、搬送先病院との情報共有が重要になります。 トリアージ支援システムは、Bluetooth LowEnergyを用いたアクティブRFIDタグによって複数の傷病者のトリアージレベルをリアルタイムに共有し、 現場での救急救命活動の円滑化を支援します。
アクティブRFID型トリアージタグは、トリアージ現場のリアルタイム状況把握をサポートします。 傷病者に付けられたアクティブRFID型トリアージタグは、傷病者のトリアージレベルを常に電波で送信し、 その情報を集約することでトリアージ現場の状況をリアルタイムに把握することを可能にします。
救急医療現場では、救急隊・病院・指令といった様々な役割を担った方々が活動されます。その間での情報共有は、円滑な救命活動を進める上で非常に重要な要素です。 YRPユビキタスネットワーキング研究所では、病院の情報や救急隊の情報を包括して共有するシステムの開発を行っています。